● 日本では催眠という言葉に誤解があります

催眠療法は日本ではまだなじみが少ないですが、アメリカではすでに約50年前の1958年に米国医師会が有効な治療方法として認めた方法です。
しかし、残念ながら今日の日本では催眠に対するイメージは決して良いものではありません。催眠商法や催眠術など、人の心をコントロールして思うがままに操り、買いたくないものを買わされたり、したくないことをさせられたりするとか思われる風潮にあります。
しかしながら、実際はかなり違います。催眠に入っても意識がハッキリとしているため、何を言われているか理解できますし、自分が言ったことや行ったことは催眠が覚めてからもしっかりと覚えているのです。ですから決して、言いたくないことを言ってしまったりとか、したくないことをさせられてしまったりとかはありません。しっかりと、自己コントロールできている状態なのです。
● 催眠は言葉を替えて様々なところに利用されています

スポーツの世界でよく耳にするイメージトレーニング、メンタルトレーニングや、能力開発の分野でよく目にする、右脳教育、自己啓発、速読など、最近よく言われるこれらの方法は少なからず催眠の手法を取り入れています。
催眠は言葉を代えて様々なところに利用されていて、決して特殊な手法ではありません。
● 催眠状態は顕在意識と潜在意識のつながった状態です

普段私たちが、日常生活をする上でいろいろなことを理性的に吟味し、選択して判断を下している意識を顕在意識と言います。一方、嬉しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったり、怒りや恐れなどの感情や感覚、過去の記憶、ひらめき、直感などをつかさどる意識を潜在意識と言います。
潜在意識は顕在意識の何倍もの領域があり、自分にとって必要な全ての知識があります。そして、普段は意識できなくとも知らず知らずのうちに自分をコントロールしている秘めたる場所でもあります。
この顕在意識と潜在意識とがつながることにより、悩んでいることの原因を見つけ出し、心を癒やしたり、普段いくら努力してもできなかったことでも、潜在意識からその問題解決のヒントを得たりすることができるのです。
● 催眠状態は特別な意識状態ではありません

催眠状態はそんなに特別な状態ではありません。例えばあなたが、お布団に入って気持ちよく眠ろうとしている時や朝に気持ちよく目覚めようとしている時など、心が落ち着いてリラックスしているときは催眠状態なのです。そのようなときに新しいアイデアがひらめいたという話を聞かれた方も多いと思います。
また、映画を見ているときや、スポーツ観戦をしている時など、好きなことをしているときは、時間の経つのも忘れるほど集中しており、いろいろな感情や潜在能力が湧き出しやすい状態になりますが、このような状態も催眠状態であります。
このように催眠状態はあなたが日常的にすでに体験していますので、決して特別な意識状態ではないのです。
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